- コーヒー焙煎に役立つ本
- 応用が利く知識が学べる本
- 焙煎プロファイルが掲載されている本
おうちコーヒー焙煎士(趣味)を8年以上やっています、でぃーんです。
趣味で自宅焙煎をされている方、
または始めようとしている方は、
独学でコーヒー焙煎を学ぶことが多いのではないでしょうか。
私も最初は満足いく焙煎がなかなかできずに苦しみながらも、
情報源の一つとして本が非常に役立ちました。
この記事では、実際に私が読んで、
この本は焙煎に役立つ!
と思った書籍のみを厳選してご紹介します!
コーヒー焙煎に役立つ書籍紹介
Coffee Fanatic三神のスペシャルティコーヒー攻略本“コーヒー・ファナティクス”(概論/焙煎/抽出)(三神 亮)
- 焙煎機の種類と特徴がわかる
- 焙煎時間による味の傾向がわかる
- 焙煎設計の仕方がわかる
- Amazon kindle unlimitedで無料で読める(2024/10/29現在)
Roast Design Coffeeというコーヒーロースターの三神氏が書いた、
スペシャルティーコーヒーの概論、焙煎、抽出についてまとめた本。
焙煎に関しては特に、
- 直火式、半熱風式、熱風式の違い(熱の伝わり方、味、焦げにくさ)
- Drying Phase、Maillard Phase、Development Phaseで、どのような熱のかけ方をすると、どんな味になるのか
- 生豆投入量、排気調整、ドラム回転速度など、どのような考え方で設計するのか
といった、焙煎の深い知識が詳細にまとめられています。
どう焙煎したら、どういう味になるのか
というのが、一番ストレートに書かれている本だと思います。
現場の経験がギュッと濃縮されたような内容で、とても参考になりました。
これを読んでおくと、飲んだコーヒーの味から
次の焙煎はどのような調整を行うか?
という設計をするための引き出しを増やすことができる良書です。
しかも、Amazon Kindle Unlimitedで無料で読むことができます。(2024/10/29現在)
なのでまずはデジタルで読んで、必要なら本も買うとお得と思います。(私はそうしました)
どう焙煎したら、どういう味になるかが学べる!
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか(旦部 幸博)
- 焙煎時の物理的、化学的変化がわかる
- コーヒーの味、香りの成分がわかる
- 抽出の原理がわかる
- コーヒーの歴史がわかる
- コーヒーと健康の関係がわかる
医学博士の先生が書いた、
科学的にコーヒーを解説している本です。
大学の先生が執筆しているだけあって、
科学的根拠がしっかりしており、信頼性が高いです。
焙煎時に熱が加わると、
- どのような化学的な(成分の)変化が起こるのか?
- どのような物理的な変化が起こるのか?
といったことが、詳しく解説されています。
これらが理解できると、たとえば
この温度帯はこんな変化が起きているから、長く時間を取ろう
というような判断ができるようになり、
科学的な根拠をもって焙煎プロファイルを設計することができます。
このイメージがついたことで、
理想とする味に近づけるための焙煎設計が自分でできるようになりました。
焙煎の他にも、
- コーヒーの味、香りの成分
- 抽出の原理
- コーヒーの歴史
- コーヒーと健康の関係がわかる
といった内容が書いてあるので、
コーヒー全般的な知識も網羅的に学べます。
もちろん、これらも論文などに基づいており、信頼性ばっちりです。
焙煎含め、コーヒーの知識を深めたい方は必読!
人気店のコーヒー焙煎(旭屋出版編集部)
- コーヒー焙煎を実践するための情報が詰まっている
- 人気コーヒー店の焙煎プロファイルがのっている
- お店ごとの焙煎方針も解説されている
- お店ごとの経営方針が語られている
- 全ページカラーで見やすい
実際のコーヒー店ごとの焙煎プロファイルが計20種類以上掲載されています。
各店舗さまざまなタイプの焙煎機を使用しており、
焙煎方針も解説されているので、
ご自分の使用する焙煎機に合ったお店を参考にすると良いです。
お店の焙煎プロファイル以外にも、巻末に
- 豆の投入温度
- 中点
- 1ハゼ
- 2ハゼ
といった焙煎のイベントごとに生じる変化や、
その時どのような操作をするとどのような味になるか、
といった実践的な解説がされています。
さらに、フジローヤル製ディスカバリーのロースト手法についても解説があり、
自宅に置ける小型焙煎機を考えている方にも有益な情報となっています。
焙煎の実践書が欲しい方におすすめ!
新版が発売されています
一歩進んだ活用方法!
掲載された焙煎方針で、どんな味になるのか気になりますよね。通販で豆を買えるお店もあるので、実際に買って飲むと理解が深まります!
以下は本書に掲載されているコーヒー屋さんです。
\ お得な初回限定 お試しセット(送料無料)/
田口護の珈琲大全(田口 護)
- ハンドピックなど、周辺技術を学べる
- 生豆のタイプごとの焙煎方法がわかる
- 具体的な焙煎プロファイルがのっている
- 全ページカラーで見やすい
生豆のハンドピック、焙煎豆のハンドピックなど、
コーヒー焙煎の周辺技術も詳細に書かてれいます。
また、生豆のタイプごとに異なる焙煎方法が提案されており、
どんな豆が浅煎り向いていて、どんな豆が深煎りに向いているか、
という情報が得られます。
具体的な焙煎プロファイルものっており、
火力や排気の調整も記録されています。
焙煎の全体イメージをつかみたい方におすすめ
おいしさをつくる「熱」の科学: 料理の加熱の「なぜ?」に答えるQ&A(佐藤 秀美)
- 調理における「熱」に関する知識がQ&A形式で学べる
- 炭火、プロパンガス、都市ガスなど、熱源の特性が理解できる
- コーヒー焙煎でも重要なメイラード反応、カラメル化の記載あり
コーヒー焙煎だけでなく、
調理における「熱」に関する知識がQ&A形式で学べます。
例えば、
遠赤外線はどんな料理でもおいしく仕上げられるのか?
という項目があり、
これを読むとはたして焙煎に炭火熱源は適しているのか?
というような疑問に、自分なりに考察することができるようになります。
また、コーヒー焙煎で重要なメイラード反応、カラメル化に関する記載があります。
調理における「熱」に関する知識を学びたい方におすすめ
新しい珈琲の基礎知識(堀口 俊英)
- 豆によって適した焙煎度がある理由がわかる
- 焙煎度による風味の変化が定量化されている
- 産地による生豆の成分の差などが定量化されて示されている
有名なコーヒー店、「堀口珈琲」の創業者が書いた本です。
定量化されたデータを示して解説が進むので、
非常に信頼性が高く、考察力が身につく本です。
定量化された研究データが知りたい方におすすめ
まとめ
本記事で紹介した本は、コーヒー初心者の方が読んで勉強になるのはもちろん、
上級者の方でも読み直すと新たな気づきが得られる良書です。
コーヒー焙煎を独学したい方には、参考になる内容が多いはずです。
今後も焙煎の参考になる本を発見したら、適宜加えていきます!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!