一般のコーヒーファン、でぃーんです。
日本最大のコーヒーの展示会である、SCAJ。
コーヒー業界のB to Bビジネスの場として行われていますが、
実は一般の方も入場OKなんです!

興味はあるけど、素人が参加して大丈夫だろうか…
という方のために、わたくし一般人でぃーんが実際に参加した経験を基に、
SCAJがどんな展示会か紹介していきます!
SCAJの基本情報


SCAJは、Specialty Coffee Association of Japanの略称。
日本スペシャルティコーヒー協会のことです。
同協会が運営している展示会のこともまた、SCAJと呼びます。
まずは展示会の基本情報をまとめます。
【SCAJ2025】開催日、場所、入場料
2025年に開催される展示会の情報です。
SCAJ2025(2025/3/29更新)
開催日 | 南1・2ホール 2025年9月24日(水) 〜 26日 (金) 10:00〜17:00 (最終日は16:00まで) 南3・4ホール 2025年9月24日(水) 〜 27日 (土) 10:00〜17:00 |
会場と 展示内容 | 東京ビッグサイト 南展示棟 南1・2ホール(1階):業界関係者向け(B to B) 南3・4ホール(3階):Coffee Village1(B to C含む) |
入場料 | 事前登録2,000円、当日3,000円 |
出典:SCAJ公式HP
SCAJ2025のテーマは、
“Belong Together in Coffee!” (コーヒーで一緒にいよう!)
だそうです。毎年テーマが設定されていて、祭典っぽくて楽しいですね。
SCAJ2025は7/26現在、出展者の詳細情報はまだありません。
会場はSCAJ2024と同様に、業務用機器や生豆などを扱うB to B寄りの展示会場(南1・2ホール)と、
Coffee Villageという小規模のロースター、カフェなどが集まる会場(南3・4ホール)がわかれています。
一般参加の方もB to B展示会場に入場可能なので、興味のある出展者のブースに訪れることができます。
実際、一般人が参加してもいいの?
結論、まったく問題ありません。
出典:SCAJ公式HPより


公式HPにも、SCAJに来場しているのは…
一般コーヒーファン
とハッキリ書かれています。
一般人の参加も公認されているので、堂々と入場してOKです!
ただし、特にB to Bの展示会場はあくまで商談の場なので、目的もなく出展者の方と話し込むなど、迷惑にならないように気を付けましょう。
SCAJに参加するための事前準備
当日スムーズに回るためにしておくと良い、事前準備について解説していきます。
東京ビッグサイト周辺のホテル予約


遠方から参加される方で、宿泊を考えている方は、ホテルの予約を早めにされるのが良いです。
東京ビッグサイトでは、同日にいくつかの展示会が開催されることもあります。
そのため、特に人気のホテルやプランは早めに埋まってしまうことがあるので注意です。
また、電車で移動となると、朝の満員電車で体力を奪われかねません。
会場近くのホテルに宿泊されることをオススメします。
東京ビッグサイトに最寄りのホテルは、東京ベイ有明ワシントンホテルです。会場まで徒歩約5分なので、歩き疲れる展示会の宿泊場所としては最適です。周辺にコンビニや、朝7時からやっているマクドナルドがあります。
東京ベイ有明ワシントンホテルの取り扱いがあるサイト
※時期によって、サイト毎に最安値が異なります!


>>楽天トラベルで検索
>>Yahoo!トラベルで検索


>>一休.comで検索


>>じゃらんnetで検索


2024年のSCAJ直前には、東京ベイ有明ワシントンホテルのシングルの部屋は満室になっていました。
SCAJ事前登録


SCAJ公式「来場のご案内」ページから、事前登録をしましょう。
やむを得えず事前登録ができない場合は会場でも受付できるようですが、
当日は混むので、できるだけ事前に済ませた方が良いです。
また、事前登録した方が入場料もお得です。
招待券(チケット)をお持ちの場合、事前登録の際に招待コードが必要です。
事前登録した後、入場証を印刷して当日持って行けるように準備します。
出展者、会場地図のチェック
出典:SCAJ2023マップ
※マップに筆者追記


会場は広いので、丸一日かけて回るのがやっとです。
効率よく回るため、どのブースを訪れるか事前に確認した方が良いです。
そして、マップをあらかじめ印刷しておいて、訪れる予定のブースに印をつけておきます。
こうすることで、到着後に迷うことなく回れます。
持ち物
印刷した入場証は必須の持ち物です。
その他、SCAJに持っていくと便利な物を紹介します。
持っていくと便利
- 大きめのカバン(カタログやお土産を入れる)
- 行くブースをメモした会場地図
- カメラ(スマホでも可だがバッテリー注意)
- 歩きやすい靴(会場は広いのでめちゃめちゃ歩く)
- 昼食(会場は混むので、駅近のコンビニで買うのが◎)
これだけ準備していけば、困ることはないと思います。
思わぬ掘り出し物に出会う場合もあるので、エコバッグを忍ばせておくと便利です。
私は小さく折りたたみができ、大容量で丈夫な「マーナ」のエコバッグを愛用しています。
折りたたみ収納できるタイプが便利


幅50cmもあれば大体のモノは持って帰れる


荷物に合わせて絞って小さく持ち運べるともっと便利


大容量・丈夫で普段づかいにも便利
SCAJ2024の様子


SCAJ2024に参加してきた様子をご紹介します。
私が参加したのは、3日目の2024/10/11(金)です。
多くの方でにぎわっており、一般の方も多く参加されている印象を受けました。
SCAJ2024ダイジェスト動画(公式)
特に印象的だったブースを紹介します。
ダイニチ工業


新潟県にある、石油ファンヒーターや加湿器などを製造販売する日本のメーカー。
私も、ここのダイニチ工業さんのハイブリッド加湿器を愛用しています。
SCAJ2024では、ファンヒーターの技術を使って開発された、小型焙煎機 MR-F60Aを展示されていました。
家庭用コーヒー豆焙煎機MR-F60A


熱風を常に当てて焙煎する方式なので、



味が抜け気味になるのでは…?
という先入観がありましたが、まったくそんなことはありませんでした。
中深煎り程度に焙煎されたマンデリンも、コク・甘味がしっかり出ていておいしかったです!
SCAJ後、どうしても自分で使ってみたいと思い、ダイニチ工業さんに懇願して実機をお借りしました。
実際に使用してみると、簡単においしいコーヒーが焙煎できるのはもちろんですが、
焙煎中にほとんど煙が出ないのが驚きました。
詳細は以下の記事にまとめたので興味のある方はご覧ください。
MR-F60Aがすごく良い出来だったので、上位機種である電気ヒーター・直火式の焙煎機
カフェプロ MR-102
についてもじっくり使用させていただきました。
さすが最上位機種、香ばしい香り、コク深い味がよりしっかりと表現できました。
焙煎の知識がなくても煎りたてのコーヒーが飲める。素晴らしい製品です。
海ノ向こうコーヒー


いつも生豆を購入させていただいている、海ノ向こうコーヒーさんのブース。
なんと今年は、ネパールのお茶(緑茶、ウーロン茶、紅茶)の紹介をされていました。
なんでお茶!?と思いましたが、
海ノ向こうコーヒー、ならびにその運営母体である株式会社坂ノ途中では、
持続可能な農業、ひいては持続可能な社会に辿り着きたい。
という理念があるとご説明いただき、なるほどお茶でもコーヒーでも同じ軸なのだとわかりました。
個人的に印象的だったのはネパールの緑茶。
日本のお茶と違い少し発酵しているということで、後味がほんのり特徴的でおいしかったので1つ買ってきました!


コーヒー生豆の購入先に関しては、下記の記事にまとめています。
HARIO


今年も来ました、ハリオさんのブース。
とにかく目を引いたのが、カラフルなV60ドリッパーSUIREN!
SCAJ限定で、1本1本好きな色の組み合わせで作れるようになっていました。
この中から選んで組み立てます


できあがり!


大好きなケニア・カラーにしてみました!
これは…飾っているだけでオシャレです。
通常は6ピース1袋で色付きも販売されています
SCAJ2023の様子


SCAJ2023の会場の様子についてご紹介します。
2023年のSCAJの様子で、私が参加したのは3日目の金曜日です。
2023年は、展示会場とCoffee Villageで会場がわかれていました。
展示会場では主に業務用として使用される、
- コーヒー器具・道具
- 生豆
- 焙煎機
- エスプレッソマシン
などなどが展示されています。
中には家庭で使用可能なものも展示されており、
その場で購入することができるものもあるので、一般の方でも十分楽しめます!
(業務用のマシンを見せてもらうのも楽しい…!)
以下、見てきたブースの一部を紹介します。
PostCoffee


コーヒーのサブスクで有名なPostCoffeeさん。自社焙煎の豆や人気店の豆を好みに合わせて送ってくれます。
SCAJでは、ドリップバックとか、色付きのドリッパーとか売ってました。有名なゲストバリスタを呼んでコーヒーを淹れてもらったりしていて、お客さんがすごく多かったです。
PostCoffeeを含む紹介記事
HARIO


言わずと知れたハリオさんです。


HARIOの電気式サイフォン。
ツインバード製の電気式サイフォンは使いやすかったので、これも良いんだろうなと予想。
すでに販売されています
その後、ハリオのサイフォン買ってしまいました。
といっても電気式ではなく、通常の「テクニカ」というサイフォンと、
ボンマック製のビームヒーターではじめました。
ドリップではなかなか出せない香りが最高に気に入っています。


クラウドファンディングのMakuakeで販売していたコーヒーメーカー、Hikaru V60 Smart Brewerが展示されていました。V60ドリッパーとサーバーを置いておくだけで、ドリップコーヒーを自動で作ってくれます。
見た目もオシャレで、キラキラ光る演出がカッコイイ!発売されるのが楽しみです。
一般販売が始まっていました!
Melitta(メリタ)




ゴールドカラーのシリアルナンバープレート付
全世界限定999台のEK43S特別仕様!
だそうです。限定にはそそられるけれど、通常のEK43Sの方がデザイン好きかも。
EK43Sは別記事でレビューしています。
大一電化社




エスプレッソマシン代理店の大一電化社さん。
圧力可変のエスプレッソマシン、SANREMO YOUを触らせていただきました。
スチームがめちゃめちゃ強かった。
圧力可変は一回触っただけじゃ良さがわからなかったので、じっくりいじってみたいですね…
海ノ向こうコーヒー


生豆の商社さんもいくつか来ていました。
海ノ向こうコーヒーさんはいつも生豆買わせていただいています。
カスカラコーラ試飲させていただきました。おいしかったです。
Takahiro(タカヒロ)




コーヒードリップポットで有名なタカヒロさん。
色付きのポットがとてもかっこよかったです。
タカヒロ製ドリップポットは別記事でレビューしています。
Equal Coffee(焙煎度測定機)




適当に歩いてたら、目に留まりました。
ローストレベルを測定できるデバイスです。
焙煎豆の品質管理にもってこいですね。
豆の状態と粉の状態どちらも測定可能なので、
外と内どちらの方が火が通ってるか、とかわかるかも。
39Arita(セラフィルター)


セラミックのコーヒーフィルターで、
こまか~い網目で不純物が取り除かれ、コーヒーの味がまろやかになります!
水やお酒にも使えて、500円のワインが3000円の味になりますよ!
なんて実演販売していて、ホントかよと思いながらも、
コーヒーの味は確かに良かったので、衝動買いしてしまいました。w
そのままの勢いで、詳細をまとめた記事もありますのでよろしければご覧ください。
商品購入ページはこちら
Coffee Village


小規模のロースター、カフェなどが集まるCoffee Villageです。
多くの人で賑わっているのはわかるかと思います。
各お店のコーヒー豆やグッズなどを購入できるので、皆さんお土産を買っているようでした。
まとめ
一般人でもSCAJが楽める様子、伝わったでしょうか?
SCAJは一般の方でも入場可能で、事前準備をしていけば効率よく楽しめます。
ぜひ参考にして、足を運んでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
関連記事
本記事内でご紹介した、関連記事です。
-
【プロの味】ダイニチ コーヒー豆焙煎機カフェプロMR-102(旧MR-101)レビュー
-
【煙が出ない】ダイニチ焙煎機 カフェプロMR-F60Aレビュー!~家庭で簡単に煎りたてコーヒー~
-
【2025年最新版】コーヒー生豆どこで買う?個人で仕入れ可能なおすすめ通販サイト8選
-
コスパ最強!おすすめのコーヒー豆【どこで買う?安くて美味しいお得な通販サイト6選】
-
有田焼セラミックコーヒーフィルターレビュー!メリット・デメリットを徹底解説【おすすめは39arita】
-
タカヒロ コーヒードリップポット 「雫」と「遥」 レビュー!【違い、比較、欠点を徹底解説。おすすめはどっち?】
-
【EK43/EK43Sレビュー】家庭用としてドリップ・エスプレッソに使用!挽き目、メンテナンス道具を紹介