コーヒーの味は、カップの形状によって感じ方が異なります。
コーヒーが舌に触れる場所や、液体の広がり方が違うためです。
私は薄い飲み口や高級感が好きで、ウエッジウッドやノリタケのカップ&ソーサーを使っていたのですが、
容量が小さいため、たくさんコーヒーを飲みたい時は不向きでした。

コーヒーをおいしく飲めるマグカップは無いだろうか…
と思い、10種類以上のマグカップを試していったところ、
ORIGAMI(オリガミ)というメーカーの、
Aroma Mug(アロママグ)
でコーヒーを飲むと、香りがとても引き立ち、美味しく飲めることがわかりました。
しかも、この「アロママグ」シリーズは3種類の形状があります。
- Aroma(アロマ):酸味を強く感じる
- pinot(ピノ):バランスの取れた味
- Barrel(バレル):甘みが引き立つ
味が違うと謳われているならば!ということで、すべて購入して試したところ、
同じコーヒーでも確かに味や香りの感じ方が変わって驚きました。
飲むコーヒーの種類によって使い分けると、コーヒーの楽しみ方の幅が広がります。
どんな違いがあるのか、本記事で詳しくご紹介します。
Aroma(酸味)
Pinot(バランス)
Barrel(甘味)
ORIGAMI(オリガミ)とは?


バリスタの願いから生まれた
バリスタのためのブランド
それがORIGAMI。
岐阜県東濃地域に位置する、日本の陶磁器メーカーです。
美濃焼で作られたコーヒー器具を製造していますが、バリスタにとって実用的な道具にするため、
以下のようなポリシーをもって製造されています。
- 扱いやすいこと
- 頑丈であること
- 主張しすぎず、しかし洗練されたデザインであること
- コーヒーがおいしくなること
家庭で使用していても、上記の信念を感じることができます。
たとえば、食洗機に入れることができるほど頑丈で、とても扱いやすいです。
今回ご紹介するマグカップも、とてもキレイなデザインで飽きがきません。
カラーバリエーションは10種類以上あるので、好みに合わせて選ぶことができます。
もちろんコーヒーもおいしくいただけます。
以下の動画でORIGAMIの工場がわかりやすく紹介されているので、より詳細に興味がある方はご覧ください。
ORIGAMI Aroma Mug(アロママグ)の種類・特徴・違い


ORIGAMIのアロママグは、どれもコーヒーの香りが引き立つのが特徴です。
ただし、形状によって味が異なります。
私は全種類、色違いで揃えました。来客用にも使えるよう、各種2カップずつ持っています。
順に解説します。
Aroma(アロマ)


「アロマ」は、3種類の中でコーヒーを飲む際にアゴが最も高く上がる形状になっています。
そのため、勢いよく口の中にコーヒーが流れ込み、下の後方に触れるため、
酸味をより強く感じる設計になっています。
飲み口が広いからか、コーヒーを飲んだ時に感じる香りも3種類の中で強く感じます。
そのため、フルーティーな香り・酸味が特徴の浅煎りコーヒーを飲むのにオススメです。
Aroma(酸味)
Pinot(ピノ)


「ピノ」は、飲み口の部分が反り返った形状になっています。
これにより、コーヒーが舌全体に流れ込むため、
フレーバーをとらえやすく、バランスの取れた味を感じることができます。
個人的には、デザインが最も気に入っているのは「ピノ」です。
美しい曲線が、見ているだけでほれぼれします。
Pinot(バランス)
Barrel(バレル)


「バレル」は、3種類の中でアゴが最も低くなる形状です。
これにより、コーヒーを口に含む際、舌の先端の甘みを感じる部分にコーヒーが触れます。
確かに甘みを最も強く感じるのはこのバレルで、深煎りのコーヒーに向いています。
Barrel(甘味)
アロママグでおいしさ引き立つコーヒー豆
基本的にどんなコーヒー豆を飲んでもおいしくいただけますが、
それぞれのアロママグで特においしさが引き立つと思ったコーヒー豆を紹介します。
Aroma:エチオピアナチュラル


香りが強く、フルーティな酸味が特徴のエチオピアのコーヒー豆は、
「アロマ」を使って飲むのにとても適していると感じます。
特にナチュラル精製のコーヒーを選ぶと、よりフルーティさを味わえます。


Pinot:ケニア


ケニアの豆はカシスのようなフレーバーが強いのが特徴です。
酸味はある中でも、コクを感じられるので、「ピノ」でバランスよく楽しむのがとても気に入っています。
Barrel:インドネシア


苦み系といえば、やはりインドネシアマンデリンは欠かせません。
特徴的な力強いコクが感じられ、「バレル」で飲むことで甘みも感じやすくなります。
中でも「ビンタンリマ(インドネシア語で五つ星)」というマンデリンは、
とてもクリーンながらマンデリンの特徴が感じられる銘柄です。
少し高級ですが、マンデリン好きの方には一度は試していただきたいコーヒーです。
その他、オススメのコーヒー豆は以下の記事で紹介しているので、興味のある方は参考にしてください。
エスプレッソ用のORIGAMI製品
ORIGAMIはマグカップ以外にも、オシャレで使いやすい製品がたくさんあります。
エスプレッソ用のORIGAMI製品で、私が愛用しているものを紹介します。
3oz カップ&ソーサー(エスプレッソ用)


エスプレッソ用のカップ&ソーサーで、容量は3oz(約90ml)です。
とても使いやすく、見た目もオシャレで、クレマもしっかりできるのでおいしいエスプレッソが楽しめます。


カップとソーサーは別売りなので注意
6oz ラテボウル&ソーサー(カフェラテ用)


6oz(約175ml)ラテボウルは、カフェラテを飲むのに毎朝使っています。
気分によって色を選べるよう、4種類のカラーバリエーションを持っています。
朝はそれほどたくさん飲まないので、6ozくらいがちょうどいい大きさと思っています。
ラテアートもとてもやりやすいです。


カップとソーサーは別売りなので注意
まとめ
オシャレでコーヒーの香りが引き立つ、ORIGAMIのアロママグを紹介しました。
3種類の形状があり、下記の通り味の感じ方に違いがあります。
ぜひ好みのコーヒーに合った形状のアロママグを試してみてください。
Aroma(酸味)
Pinot(バランス)
Barrel(甘味)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!