E61グループヘッドのエスプレッソマシンを長く使用していると、抽出レバーを動かしたときに
キュッキュッ
という音が鳴り始めて、抽出レバーが重くなります。
こんな時は抽出レバーを分解し、グリスアップすることで対策が可能です。
E61グループヘッドのメンテナンス方法は、調べると多くの情報が出てきますが、
本記事ではなるべく手間が少なく簡単にできる方法をご紹介します。
E61抽出レバーのメンテナンスに必要な道具
ドライバー

大きめのマイナスドライバーです。レバーを取り外す際に使用します。
モンキーレンチ

柄が短い、ショートサイズのモンキーレンチが邪魔にならずオススメです。
最大36mm幅のモンキーレンチを選べば、E61グループヘッドのメンテナンスに必要な幅を網羅できます。
食品用シリコーングリス MOLYKOTE 111 Compound

エスプレッソマシンに塗るモノなので、飲料水に接触しても問題なく、高温にも耐えられるグリスが必要です。
MOLYKOTE 111 Compoundは、飲料水接触に関する多数の国際基準に適合しており安心して使えます。
また、耐熱温度は204℃で、十分な耐熱性を有しています。
高機能なだけあってお値段が高いですが、グラインダー(ミル)などの器具にも使用できるので1本あると便利です。
不自然に安いショップもありますが、約8000円以下で売っている場合、要注意です。販売元をよく確認し、実体のある取引先かを確認してください。また、MOLYKOTEは「111」以外にも色々な型番がありますのでご注意ください。
E61抽出レバーのメンテナンス方法

エスプレッソマシンは、SANREMO CUBE Rを使用します。
以下の動画を参考に、E61抽出レバーのグリスアップを行いました。
私がエスプレッソマシンを購入した代理店にオススメいただいた動画です。
レバーのみを外して、グリスを塗ることができます。
E61抽出レバーのメンテナンス方法

ドライバーでレバーを外します。
動画ではマシン下側のパーツも取り外していましたが、取り外さずにメンテナンスしている情報もあったので、なるべくシンプルにすべく今回は省略しました。

カムシャフト部分を外していきます。
まず、モンキーレンチで24mmのところを少し緩めます。完全には外しません。
次に、26mmのところを緩めていき、カムシャフト部分を外します。
レンチで金属を傷つけないように注意してください。心配なら、マスキングテープ等を巻くと良いです。
カムシャフト部分を外した後


カムシャフトのレバーがついていた側を少し押し込みます。
そして、カムシャフトについている汚れを拭きます。
埃の残りづらいフキンなどが良いと思います。

カムシャフトにグリスを塗ります。
先端部分と、軸の部分両方に塗っていきます。

カムシャフトを元の位置に戻していきます。
カムシャフトの先端の出っ張りが本体の左側に来るようにはめ込みます。
本体には、抽出中に押される出っ張りと、抽出停止時に押される出っ張りがありますので、これらの間に戻すイメージです。これは、プリインフュージョンのポジションになります。

少し手で締めてから、レンチでしっかり締めていきます。
この時、カムシャフトを手で押さえないと、一緒に回ってしまいます。
そのため、レバーを仮付けして、レバーを手で押さえながら締めていくとやりやすいです。
通常のバックフラッシュを、抽出時間を少し長めにして行い、水漏れが無いか確認してください。
慣れないと戸惑うところもあるかもしれませんが、初めてでも問題なく作業ができました。
グリスを塗った後は、レバーを動かしても「キュッキュ」という音が全くしなくなりました!
24mmの部分を完全に取り外すと、カムシャフトを分離することができます。
カムシャフト全体にグリスを塗る場合や、部品交換を行う際は、以下の動画などを参考にしてみてください。
まとめ
E61グループヘッドの抽出レバーから音が鳴るときのメンテナンス方法を紹介しました。
レバーを動かすたびに「キュッキュ」と鳴っていたのが、ほとんど音が鳴らなくなり、スムーズに動くようになりました!
レバーが重くなってきたら、定期的にグリスアップを行うのが良さそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!








