家庭用小型コーヒー焙煎機の選び方とおすすめ機種【自宅で楽しめる!】

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おうちコーヒー焙煎士のでぃーんです。

この記事では、自宅で7年以上コーヒー焙煎を行ってきた経験を踏まえて

  • 焙煎が上達しやすい焙煎機の選び方
  • おすすめの家庭用小型焙煎機

について紹介します。

ここでは、最大焙煎量1kg以下の焙煎機を「家庭用小型焙煎機」と定義します。

特におすすめの焙煎機に関しては、

私が実際に使ったことがあり、特におすすめできるものだけを厳選して紹介します。

まだ焙煎機を持っていない方から、

焙煎のステップアップをしたいと思っている方まで、

参考になる内容と思いますので是非ご覧になってください!

初めての1台にオススメの焙煎機はコチラ

目次

焙煎技術が上達しやすい焙煎機の選び方

結論から書くと

  1. 焙煎データを記録可能なこと
  2. 再現性があること

これらが上達への近道と考えています。順に解説します。

焙煎データを記録可能なこと

コーヒーの焙煎は、

  • 焙煎時間
  • 豆の温度
  • 火力
  • 排気の量(排気付きの焙煎機の場合)

等のデータを記録しておくことで、次の焙煎にフィードバックをかけやすくなります。

従って、豆の温度をモニターするための温度計が必要ですし、

火力や排気の量を数値化しやすいことが重要です。

なお、記録の方法は

  • 手書き
  • エクセル
  • データロガー

やりやすい方法で問題ありません。

エクセルやデータロガーを使用すると、リアルタイムで温度プロファイルを確認できるので便利です。

再現性があること

再現性があるとは、

同じ条件で焙煎を行った時、同じ結果を得られる

ことを指します。

例えば、同じ火力設定で焙煎を行ったとしても、外気の影響等で実際に豆に加わる熱量が変わり、

焼きあがったコーヒーの味が異なる場合があります。

ですので周囲の環境に依存しない対策が取られているかどうかがポイントになります。

おすすめの家庭用焙煎機

以上を踏まえて、おすすめの家庭用焙煎機を2つご紹介します。

データ記録、再現性の観点から、

  • 手網、手鍋焙煎
  • 手回し焙煎機

に関しては候補から外しました。
(単に疲れる、というのもありますが・・・連続して焙煎する時は特に。)

KALDIロースター/焙煎機 (電動フールセット)

KALDIロースター/焙煎機 (電動フールセット)の写真

輸入食品を手掛けるあのカルディコーヒーファームとは別会社で、韓国のメーカーです。

焙煎量は最大250g。

温度計が付属しており、温度データの記録が可能です。

電動式で、ドラムは自動で回転しますので、データ記録がしやすい点が大きな利点です。

熱源は付属していないので、別途用意する必要があります。台所のコンロや、カセットコンロが使用可能です。

私もカセットコンロを使用して、台所の換気扇の下で焙煎していました。

また、付属の温度計は豆に直接触れていません。

ですので、放射温度計を併用するのがおすすめです。

実際に「ケニアAA」を焙煎時の温度プロファイルがこちらです。

エクセルで作られたコーヒー焙煎プロファイル

「目標」と書いてあるのは、理想の焙煎結果。(うまく焼けたプロファイル)
排気温度は付属温度計、豆温度は放射温度計で測定しています。

グラフの通り、目標とする温度プロファイルを再現できています。

このように温度をモニターできる焙煎機ですと、狙った味を再現しやすいです。

KALDIロースターは値段の割に本格的な焙煎が再現よくできるので、

初めての焙煎機としてとても使いやすく非常におすすめです!

コチラの記事で詳しく紹介

ワイルドコーヒー アポロ焙煎機(現 マーベラス焙煎機)

ワイルドコーヒー アポロ焙煎機の写真

KALDIロースターからのステップアップとしておすすめなのが、

ワイルドコーヒーさんのアポロ焙煎機(現マーベラス焙煎機)です。

焙煎量は最大500gと、小規模のコーヒー屋さんでも使用されているサイズです。

デジタル温度計が付属しており、温度も読み取りやすいです。

私は自分で少し改造して、artisanというデータロガーソフトを使ってPCで温度を自動記録しています

熱源は都市ガス、プロパン、カセットコンロから選べます。

都市ガス、プロパンを選べば、ガス圧計が付属するので火力調整がとてもしやすいです。

さらに、この焙煎機は排気ファンがついています

排気ファンによって排気調整することで、非常にクリーンな味に仕上げることができるので、

格段に味づくりの幅が広がります。

お値段も趣味としては高額ですが、ここまでしっかり作られていると何の不満もないです!

まとめ

まとめると、

焙煎が上達しやすい焙煎機の選び方は

  • 焙煎データを記録可能なこと
  • 再現性があること

が重要です。

これらを満たすおすすめの家庭用小型焙煎機は、以下の2つです。

  • KALDIロースター/焙煎機 (電動フールセット)
  • ワイルドコーヒー アポロ焙煎機(現 マーベラス焙煎機)

なお、良い焙煎機を使っても、

良い生豆を使わないとおいしいコーヒーにはなりません

良質な生豆の買える通販サイトについて、以下の記事にまとめました。

私が実際に利用した、個人で仕入れ可能な業者をご紹介

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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